2015年10月23日 | fab / Make
LOFT & Fab Award 2015 入選作品が展示されています

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まえまえから「パスタ1人分100gは多すぎる。でも一般のパスタメジャーは1人前100gだから、オリジナルの80gとか70gのパスタメジャーが欲しいよな。レーザーカッター使ったら簡単につくれるんじゃないかなー」と思っておりまして、そんな矢先にレーザーカッターの作品を応募できる「LOFT & Fab Award」というイベントを知ったのです。

昨年第1回を開催いたしました「LOFT & Fab Award」は「使う人が作る人」というコンセプトのもとに、
生活者自らが「デザインする・つくる」という選択肢を得る、という思いでスタートいたしました。
これは、急速に進化するデジタル加工技術を活用することにより可能となり、
一般の人たちがものづくり(デジタルファブリケーション)を体験できる時代を目指したものです。

「暮らしに役立つ生活雑貨」をテーマに3種類のデジタル加工機によってつくり出される「雑貨」の、
デザインとアイデアと技術を競うアワードとして開催いたします。

企画書だけで応募でき、実際の製作は入選作品だけでよいということで、せっかくの機会だしと、イラストを書いて応募したところ、思いもかけず入選のお知らせが届きました。おお、これが当選の喜びか。人生でこれまで一度も呼ばれたことがない「作家さん」という言葉に安易に心が躍ります。

しかし、一つの難関が立ちはだかりました。

作品を作れる風に企画書は書いたけれども、わたし、レーザーカッターを一度も使ったことがないのですよ。

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2015年10月2日 | ニューヨーク /
ニューヨーク、旅のあれこれ

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今回のニューヨーク視察で知った旅のTipsのメモです。

通信環境:Ready Sim+simフリータブレットで

旅行中は、T-mobileのReady SimをiPad miniのSIMフリーモデムにさして使っていました。JFK空港についたときにiPadを再起動してしばらくするとSMSが届き、アクティベーションもつつがなく進行しました。APN設定を「wholesale」に変更するだけで通信がスタートできました。(もっと面倒かと思っていました…)。

Google Mapのマイマップに行きたいところをあらかじめマッピングしておけば、現在地と行先の経路検索もスムーズに。

↑実際に旅行で使ったマップ(一部改編しています)

ただ、調子に乗ってWEBを閲覧したり音楽を聞きすぎたりしたからか、プリペイドで購入した500MBを3日で使い切ってしまいました…。イモトのwifiをバックアップに用意しておいて助かりました。いずれも地下鉄では使えないのがちょいと厳しかったですが。また、こういうものに頼りすぎると、頭の中に街の地図がなかなか描けなくて困りますね。やっぱり到着した先の紙の地図と路線図は速攻入手すべきなのだな、と思いました。(気づいて3日目に地図を買いました)

宿泊:Airbnbを使ってみた

話題のAirbnbを使ってみたところ、これが大当たり。ブルックリンのFort Greenという場所の、レイティングが高い女性ホストさんを選択。1泊7,500円。直前までチェックイン方法についての連絡がなかったのにはヒヤヒヤして、一時はキャンセルも考えたのですが、NYのホテル代は1泊2~3万円がざらで、いまさらどうしたものか…と悩んでいたところ出発の2日前に連絡が。「私はあなたが到着する時間にはいないから、角の店で鍵をピックアップしてね」と、メッセージ。ほんとうにほっとしましたが、同時に心臓には悪いな…と思いました。

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2015年10月1日 | Make / ニューヨーク
World Maker Faire New York 2015 レポートとちょっとしたご報告

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2015年9月26日、27日に行われたWorld Maker Faire New Yorkに遊びに行きました。

海外のMaker Faireに参加するのは2013年のサンフランシスコベイエリア、2014年の深センに続き3回目です。NYの流通小売業の最新の動向視察と絡めて、えいや!と行ってしまいました。

会場はニューヨーク郊外のクイーンズにあるNew York Hall of Science(ニューヨーク科学博物館)。

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建物の中だけでなく、建物の外に大小さまざまなテントをはって、屋外でもたくさんの展示が行われています。雨が降らないことを見越してなのでしょうが、日本では考えられないな…と本当に羨ましく感じました。予定では900のMakerと、9万人の来場者、65社以上のスポンサーを見込んでいます。入場料は早割で1日37ドル(ちなみに当日券は45ドル)。日本からeventbriteで購入していきました。

会場は6つのゾーンに分かれていて、ゾーンごとにゆるやかにテーマが割り振られています。コンピュータ、ロボット、クラフト、教育、医療、ドローン、宇宙…等々。このあたりのジャンルは、日本とあまり違いがないようです。大きな違いはといえば、それぞれのゾーン1つ1つが、東京ビッグサイトのホール1つ分ぐらいの広さはあるのではないかということ。広さは日本の6倍…以上はあるような。

今回はじめてニューヨークという街を訪れてみて、町中の美術館やギャラリーの多さや、モニュメントの多さなどに、アートというものが普通に根付いている地域なのだなということを強く感じました。街を散歩していても、ちょっとしたアーティスティックな展示がそこここでゲリラ的に行われているのです。

ユニオンスクエアのそばでみかけた手作りのハト。

Keiko Kanoさん(@keikokano)が投稿した写真

そんなニューヨークという土地柄か、NYのMaker Faireはほかの地域のそれと比べてもアート色が強い展示が目立ったような気がします。

オランダのアーティストさんの作品。砂で地面に文字を書きながら進んでいます。

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Gamelatron。ガムランの音が心地よくて、周囲にはたくさんの人が横になっていました。

Keiko Kanoさん(@keikokano)が投稿した動画

こちらはプラズマボット。ガラス管の中にプラズマが走り、音楽と一緒にゆれます。

 Keiko Kanoさん(@keikokano)が投稿した動画

アメリカのお家芸?巨大展示。バーニングマン系。手のひら、口から火を噴くオブジェ。中に人が乗り込んで操作できるのもかっこいい。

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256台のRaspberryPiでMapReduceを可視化するプロジェクト。

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プロジェクションされた顔がこちらに向けて語り掛けてきます。怖いです…。

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ドローンバトルとドローンレースはDJIがスポンサーについています。司会者の煽った感じのアナウンスとか、ぶつかり合うドローンのカッコよさとか、噂には聞いていましたが、本当に華があるコーナーでした。目の前の網にドローンが思いっきり衝突してきて、観客から歓声が。びっくりしつつも楽しい。これはぜひ生で見ていただきたいです。

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個人的にはプリミティブなものが好きなので、この手のひらの熱で動くエンジン機関など最高にかっこよいなと思います。またこのおじさんのドヤ顔も素敵です。

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このゲームも面白そう。5つのオブジェを使って、例示された形を再現するというゲーム。数学者の方が考案されたそうです。

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農業系、クラフト系もかなり多くの展示があります。クラフト系は、あまりテクノロジーというところとは関係ない人たちも出展していました。(活版印刷で作ったカードとか、手作りのアクセサリーとか)

オープンな個人用プチ温室。Arduinoで光りや水、温度をコントロールします。

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いろとりどりのワッペンとか。

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HEALTHのコーナーができていました。医療関連のDIYで義手やネブライザーなどがありました。

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段ボールでできた恐竜。この手のモノはこどもウケがはんぱないです。「ぎゃー、だいなそーーーー♡」といいながら次々と子供が追いかけていきます。

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R2-D2とこども。

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一部だけSlideshareにまとめましたのでご覧くださいませ。

あ、こんなものが作れるんだ。こんなアイデアがあるんだ。きれいだ。不思議。おもしろい!かわいい!!…Maker Faireを訪れると、人間の想像力は本当に無限なのだと思わずにはいられなくなるのです。さまざまな作品に触れることで、こんなものも作りたい、あんなものも作れるんじゃないか?と自分のクリエイティビティも刺激されます。イベント会場を出るころには、ネタ帳のメモがびっしり、という感じ。わくわくするし、生きる力が湧いてくる。素晴らしいイベントなんだな。関わることができてよかったな、と思いました。

最後にご報告です。2015年9月末日で株式会社オライリー・ジャパン Maker Faire Tokyo の事務局としての業務契約を終了いたしました。見様見真似でスタートしたスポンサー担当、広報担当の仕事でしたが、多くの人に支えていただいて、なんとかお役目を全うすることができました。Maker Confernce Tokyo 2012からお手伝いをはじめて、3年半という短い期間でしたが、ものすごい勢いで成長していくイベントに内側から携わることができたのは、私にとって大きな財産になりました。チャンスを与えてくれたオライリーさんには感謝の気持ちしかありません。また、力が足りない私を、あたたかく見守ってくださったスポンサー企業の方、メディアの皆さま、運営スタッフのみなさん、Makerのみなさんにも心からお礼申し上げ下ます。

本年2月に自分の会社、株式会社プレーンテキストを立ち上げました。小さな会社ではありますが、ことばの力やシステムの力で、少しでもよい社会作りに貢献することをミッションに掲げており、そちらで企画、編集、執筆、マーケティング支援、システム構築支援業を中心に取り組んでいる次第です。お仕事などご一緒することがありましたら、どうぞよろしくお願いします。

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2015年9月21日 | letterpress /
Tokyo Art Book Fair 2015で手キン体験とか

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今年もTokyo Art Book Fairに遊びにいってきました。私はどうもアートブックを見るというより、どうやら面白い文房具や素材を探しに行っているという感じです。

今年は活版印刷関連が目につきました。
これは、真映社さんのところで見せていただいた、A4も刷れる小型活版印刷機。

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2015年9月10日 | イベント / コミュニティ
LL Ringを手伝いました

lightweight languageのお祭り「LLイベント」のお手伝いを今年もしました。2009年のLLTVに出演者側で参加してからご縁ができまして(やたら凝った動画を作ったり上田さんと漫才をしたりキーホルダーを配ったりした)、そこから実行委員の片隅にいてもう6年のお付き合いになるのです。

今年は「LL Ring Recursive」  ということで、新木場の1st Ringで実施。いろいろあって気が抜けていたのでそれほどコミットできなかったのですが、とりあえず打ち合わせで「東スポっぽいパンフ作る」といったのだけは果たすことができました。その名もLスポ。

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東スポを買ってきて見ながらそれらしく作ってみました。新聞フォントを買うほどでもないかと、小塚明朝を80%ぐらいの平体にしたらなんとなくそれらしくなりました。何より実行委員の方が面白がってくれて、イベント前の殺伐とした空気が若干和んだ(気がした)のが嬉しかったです。もうろうとしながら作業していたもので、node.jsがnode.jpになっていたり、つっこみどころ満載ではあるのですが…。

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2015年9月9日 | どうでもいい
最近気づいて衝撃的だったこと。

Logicoolのこのマウスが小ぶりで気に入っている。女性の小さな手にも合うサイズ。拠点になる場所それぞれに置いていて、4つぐらい持っている。

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ただ唯一の難点が、USBのドングルをしまう場所が無くて、外出に持ち出す際、紛失の心配があることだ。イベント仕事のときなどは、なくさないようにと、マウスにマスキングテープでドングルを貼り付けていた。

が、そんな生活を続けて4年ぐらい。あるとき、調子が悪くて電池が切れたのかなーと、ふたを開けてみたところ…。

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マウスをしまうところがあったのよ。こんなところに!マニュアルちゃんと読めよ、という話しなんだけど、本当にびっくりした。私の4年を返して……。

(しっかりはまります)

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いいつくりをしているマウスだなーと、愛が深まりました。

2015年8月16日 | 手芸 / 暮らし / 生活の知恵
シルクスクリーン印刷を使って整理用のきんちゃく袋をつくる

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スパッツや下着類を整理するのにきんちゃく袋が欲しいと思っていました。でも似たような袋にスパッツとかタイツとか下着を入れると冬物・夏物入り乱れて訳が分からなくなるのですよね…。

そこで「中に入れるものをきんちゃく袋に印刷すれば一石二鳥!」と考え付いて、夏休みの息抜きに製作することに。

表面にシルクスクリーンで「季節」と「衣類の種類」のチェックボックスを印刷した50cm×65cmほどのきんちゃくです。

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2015年8月10日 | 道具としてのコンピュータ
うさ太その後(2)

まだ地味に売れているLINEのスタンプ

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毎月500円ぐらいは何もしなくて売れるので小さいけど不労所得…。
地味にうれしい。

何もしないのに売れるのだから、まじめにやったらもっと売れるのではないか。
と思いつつ何かする気はあまりない。世の編集者の方の助けに少しでもなればうれしい。

2015年5月16日 | 道具としてのコンピュータ
シェルプログラミング実用テクニック

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書籍「シェルプログラミング実用テクニック」(技術評論社刊)。著者の上田隆一さんから献本いただきました。上田さんは前職の同僚でして、私がマーケティング担当、上田さんが技術担当という感じで、ともに戦場の最前線で砲弾をかいくぐりながら生き延びた仲でございます(私は途中で弾に当たって倒れ、戦線を離脱しましたが…)。

ソフトウェアデザイン誌で連載されていた「開眼シェルスクリプト」の書籍化です。大幅に書き直しがされていてかなり使い勝手がよい本になっています。

本書では、UNIX的な考え方をベースとして、シェルスクリプトで業務を効率化するときに知っておきたいことが体系的に解説されています。ワンライナーによる基本的なテキスト処理から、テキストベースのRDB作成、大量データの処理、excel芸、システム操作まで、CLIを使ってできることが網羅されており、プログラミングの初心者でも面白く読み進めることができるのではないでしょうか。
個人的には6章、特にオフィススイートとの連携を面白く読みました。普通の事務仕事をしていると、否応なくWordやExcelと向き合わなければならないわけですが(あとPower Pointも)、これらも基本はテキストの塊であって、シェルで書き換え・操作が可能ということが示されています。きっちり読みこなせば仕事の生産性が上がること間違いなしなので、2,980円はお買い得すぎと感じました。

私は前職でなぜか1年ほど開発現場でSEのマネゴトをしていた黒歴史な時期があって、インターネットにつながりにくい環境で、先達のシェルスクリプトを写経・修正することにより、血反吐を吐きながらシェルプログラミングを身に付けたのですが(大げさ)、その現場にこの本があったらどれだけ救われていたことか…。

上田さんが前書きで「当方の営業不足によってマウスやExcel方眼紙を使っている人にまで、UNIX的なものやCLIによるプログラミング、データ操作の啓蒙ができていない」というようなことを書かれていましたが(すごくおおざっぱな翻訳ですみません)、私自身がまさに今そのターゲット層の渦中におりますので、そちらに向けた営業活動をしていきたいな、と勝手に思っております。(UNIX的な考え方が体に染み込むと、生産性が著しく向上すると感じております)。

売れたら上田さんから焼肉でもおごってもらえるに違いないと楽しみにしている次第です。

シェルでWEBアプリを作る本。

こちらもおすすめ。名著。

2015年5月6日 | 道具としてのコンピュータ
メールの日本語タイトルを文字化けしないようにする

メールの配信ツールを作成しています(Shellで)。

ところが、日本語の件名が文字化けしてしまって小一時間はまりました…。
備忘録を兼ねてメモします。

・/usr/sbin/sendmailでメールを送る際に、日本語のSubjectを使う場合は、MIMEエンコードをしなければならない
・日本語の件名を、nkfを通して、メールのヘッダーに、Subject:(エンコードした文字列)として貼りこめばよい

具体的には以下のようにします。

以下のようなメールを送りたい場合

From:hoge@foo.com
To:fuga@foo.com
Subject:日本語のタイトル
—ここから本文—

文字列そのものをnkfにぶちこみましょう。

echo "日本語のタイトル" | nkf -W -M -j
=?ISO-2022-JP?B?GyRCRnxLXDhsJE4lPyUkJUglaxsoQg==?=

ここで出力された文字列を貼りつけます。

From:hoge@foo.com
To:fuga@foo.com
Subject:=?ISO-2022-JP?B?GyRCRnxLXDhsJE4lPyUkJUglaxsoQg==?=
—ここから本文—

これで受信側は文字化けせず読めるようです。Gmailだと自動的にエンコードされているようなのですが、他のメーラでは文字化けしてしまっていました。

(いまいち文字コードのことは理解しきれていないのだけれども…)

以下のページを参考にさせていただきました。ありがとうございます。

http://d.hatena.ne.jp/hogem/20100122/1264169093

http://qiita.com/gologo13/items/7e83aa15b9269758e4af